真野内科クリニック

真野内科クリニック
院長ブログ

JR吹田駅北口から徒歩3分、
内科・脳神経内科・循環器内科。
真野内科クリニック院長による
患者さんに向けた情報発信のブログです。

2026.02.20

病院で循環器治療を受けられた皆さまへ 当院でのフォローアップについて

大きな病院で心臓の治療を終え治療が無事に終わると、ほっとされる方も多いと思います。しかし、心臓の病気は「治療して終わり」ではなく、その後の生活や体調管理がとても大切です。

「治療の完了はゴールではなく、その後の長い臨床経過を地域で支える体制が不可欠である」
とされています。退院後のフォローアップこそが健康を守る大きな鍵になります。

当院では、病院での治療後も安心して生活を続けていただけるよう、丁寧な継続診療を行っています。

## 心不全治療を受けられた方へ
心不全は、治療で症状が落ち着いても再び悪くなることがある病気です。
そのため、日々の体調の変化に気づくことがとても大切です。

体重が急に増えたり、足のむくみ、息苦しさの悪化などは、体に水がたまり始めているサインかもしれません。薬がきちんと飲めているか、塩分が多くなっていないか、疲れやすさが増えていないかなど、生活の中で気をつけるポイントはいくつかあります。

必要に応じて、訪問看護や在宅医療とも連携しながら、再発を防ぐお手伝いをいたします。

## 冠動脈ステント治療を受けられた方へ
ステント治療後は、血液をサラサラにする薬を続けることがとても重要です。
一方で、薬による出血のリスクにも注意が必要です。

薬の飲み忘れがないか、出血しやすくなっていないか、胸の痛みや息切れが再び出ていないかなど、当院で定期的に確認しながら、安心して生活できるようサポートします。

## 不整脈アブレーションを受けられた方へ
アブレーション治療は効果が期待できる治療ですが、治療後しばらくしてから不整脈が再発することがあります。

「一見安定していても再発や心不全の増悪が数カ月後に出現することがある」
とされているように、治療後も油断は禁物です。

動悸や息切れ、疲れやすさなど、少しでも気になる症状があれば早めにご相談ください。必要に応じて心電図やホルター心電図で確認し、再発の兆候を見逃さないようにします。

## TAVI・MitraClipなどの治療を受けられた方へ
これらの治療は高齢の方が多く受けられます。治療後は心臓の状態だけでなく、転倒のリスクや感染症の予防など、生活全体を見守ることが大切です。

薬の管理や体調の変化のチェックに加えて、日常生活で困っていることがないか、体力が落ちていないかなども一緒に確認していきます。

## ペースメーカーやリードレスデバイスを入れられた方へ
治療後の傷の状態や感染の兆候、めまいや失神などの症状がないかを確認します。
定期的なデバイスチェックは専門施設と連携しながら行いますので、安心してお任せください。

## 心アミロイドーシス・慢性血栓塞栓性肺高血圧症の方へ
これらの病気は専門的な治療が必要ですが、日常の体調管理は地域のクリニックが大切な役割を担います。

薬の副作用が出ていないか、症状が進んでいないかなどを丁寧に確認し、必要なときは速やかに専門病院と連携します。

「専門施設と地域の密な連携が欠かせない」
とされているように、病院とクリニックが協力して診療にあたります。

最後に
心臓の治療は、病院での治療と退院後の生活がひとつながりになって初めて効果を発揮します。
当院では、皆さまが安心して日常生活を送れるよう、長期的にサポートしてまいります。

気になる症状や不安なことがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。

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